
友禅、浴衣、小紋などの柄や文様を美しく表現するのに重要な工芸用具。型地紙(かたじがみ/柿渋を使って和紙を貼り合わせた紙)に、200本以上の彫刻等を駆使して、模様を彫り抜きます。
特に、型紙の日本生産量99%を誇る三重県の伊勢型紙では、錐彫り、道具彫り、突彫り、引彫りという4つの彫刻技法を使い分けて創出します。その繊細な美しさは、単なる工芸用具に留まらず、 美術工芸品としての価値も見出しています。精巧で緻密なこの彫刻技法は、型紙だけでなく、襖(ふすま)、屏風などといったインテリアなどにも使用されています。




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