1949年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。森美術館館長。
国際交流基金(1978年~1986年)、ICAナゴヤ・ディレクター(1986年~1990年)、ナンジョウアンドアソシエイツ(株)(1990年~2002年)を経て2002年4月開館準備室より森美術館副館長。
これまでの主なプロジェクトとして、台北ビエンナーレコミッショ ナー(1998年)、シドニー・ビエンナーレ国際選考委員(2000年)、横浜トリエンナーレ2001アーティスティック・ディレクター(2001年)、サンパウロ・ビエンナーレ東京部門ディレクター(2002年)、第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞審査委員(2005年)、第1回及び第2回シンガポール・ビエンナーレ アーティスティック・ディレクター(2006年/2008年)等を歴任。2006年11月より現職。
様々な大型のパブリックアート計画、コーポレートアート計画のディレクションを長年にわたり行う。著書として「美術から都市へ~インディペンデントキュレーター 15年の軌跡~」(鹿島出版会)、「疾走するアジア~現代アートの今を見る」(美術年鑑社)。慶應義塾大学講師として「アートマネジメント」講座を担当。各種財団・基金等の選考委員、審査委員、自治体等によるアーティスト・イン・レジデンスプロジェクトへのアドバイ ザーとしても活動。2007年外務大臣表彰受賞。
昭和22年生まれ。
昭和44年、近畿大学卒業後、家業である富士製紙企業組合入社
昭和63年 富士製紙企業組合 理事長就任
平成4年 阿波手漉和紙商工業協同組合専務 理事就任
平成10年(財)阿波和紙伝統産業会館 理事長就任
平成18年 日本紙アカデミー 理事就任
1300年の歴史を持つ阿波和紙製造の家業を9代目として継承、アワガミファクトリーブランドによる阿波和紙の国内外に向けた販路拡大、製品開発、啓蒙に尽力。
ユーザーの要望に柔軟に対応できる体制を整え、グレゴリー・コルベールをはじめとするアーティストのための素材作りも多数手がける。和紙の伝統文化を守り継承するだけではなく、[新しい素材の作り手]として、むしろ和紙を「伝統」という世界から解き放しさまざまな技法の開発・素材の研究活動に熱心に取り組み、現在のライフスタイルに合った和紙を提案している。
ケルン市立美術館(2003)やシンガポール国立博物館(2007)での個展のほか、シンガポール・ビエンナーレ(2006)など国際展への参加多数、十和田市現代美術館に収蔵。2010年には、吉岡徳仁、篠田太郎とともに、現代アートやデザインを通し、日本の自然知覚力を再考する展覧会「ネイチャー・センス」展を開催。現在韓国ソウルbeyond museumにて個展「INBETWEEN」展を開催中、10月16日まで
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