収益金を日本の伝統工芸支援に。 「LOUIS VUITTON CHARITY GALA FOR "TAKE ACTION!" 2009」開催
2009年9月15日(火)、一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONの趣旨にルイ・ヴィトンが賛同し、昨年に引き続き「LOUIS VUITTON CHARITY GALA FOR "TAKE ACTION!" 2009」が開催され、各界著名人、また先日現役引退を発表した杉山愛選手、台湾出身の女優リン・チーリン氏など、多くのセレブリティが出席いたしました。<写真左:リン・チーリン 写真中央:中田英寿 写真右:杉山愛>
昨年6月にも同様のイベントが開催され、その収益金はユニセフを通じて36,544張のマラリア予防の為の蚊帳となりコンゴ民主共和国へ届けられました。
ガラの中では今年もチャリティーオークションが行われ、このイベントの為に特別に制作された世界初、または世界にたったひとつしかない魅力的な品々、通常提供されることのない体験型の権利などが出品され、会場は大いに盛り上がりました。
<写真左:オークションの様子 写真右:オープニングコメントをする中田英寿>
オークションで集められた収益金は、TAKE ACTION FOUNDATIONを通じて、日本の伝統工芸・文化・技術などを再評価し、新たな価値を創造することを目的としたプロジェクトに活用されます。
このプロジェクトは、伝統文化に造詣の深い有識者や、現代文化の様々な分野の第一人者によりアドバイザリーボードを形成し、ボードメンバーが協議の上、才能ある伝統工芸士を選出します。 選出された伝統工芸士に対し、今までにない新しい作品を創りだす機会を提供します。 ものづくりの過程において、企画やデザイン、マーケティングなどの必要なサポートを行い、その制作を支援します。
さらに、ものづくりの過程を伝えることにより、多くの人々に伝統工芸の価値や魅力を改めて知っていただき、理解していただく"きっかけ"を提供します。
<TAKE ACTION FOUNDATION 代表理事 中田英寿のコメント>
世界中を旅していましたが、旅をする中で、日本の自然や伝統などの良さに気が付きました。
そして、日本を旅していく中で、農業や伝統工芸などの、日本文化の晴らしさを痛感しました。しかし、後継者問題など、様々な課題を目の当たりしたことも事実です。このような課題に対し自分のできる事は何かと考え、今回のテーマを「日本の文化」にしました。
それらの現状や日本文化を知らない人も、今回のようなイベントを通じて日本の素晴らしさを知って頂くきっかけになればいいと思います。
2009年9月16日